2011年11月11日金曜日

マキアヴェッリ語録




16世紀に書かれたhowto本?

このマキアヴェッリさん。かなりの人間観察力のある人だなと思った。
適当に引用。
・人間とは、その本性からして、恩恵をほどこされた場合と同様に、恩恵をほどこす場合にも義理を感ずるものである。
・人間というものは、危害を加えられると思いこんでいた相手から親切にされたり恩恵をほどこされたりすると、そうでない人からの場合よりはずっと恩に感ずるものである。
・ある人物が、賢明で思慮に富む人物であることを実証する材料の1つは、たとえ言葉だけであっても他者を脅迫したり侮辱したりしないことであると言ってよい。
 なぜならこの二つの行為とも、相手に害を与えるのに何の役にも立たないからである。
 脅迫は、相手の用心を目覚めさせるだけだし、侮辱はこれまで以上の敵意をかき立たせるだけである。その結果、相手はそれまでは考えもしなかった強い執念をもって、あなたを破滅させようと決意するにちがいない。

この本は何度も何度も読み返す価値があるし、一つ一つの語録を徹底的に吟味する価値のある本だと思いました。

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