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2011年11月13日日曜日

google革命の衝撃







google革命の衝撃


大きく4部構成となっている。

1. 技術的な話し
2. 幹部へのインタビュー
3. 広告ビジネス
4. 個人情報保護と利便性vs監視社会


1. 技術的な話し
backlinkやページランク、クローラーそして検索アルゴリズムと割りと詳し目に書いてあります。

2. 幹部へのインタビュー
一冊の本に主だった幹部のインタビューが載っているというのは珍しいようです。
この部分だけでも貴重とどこかの書評に書いてあり、興味を覚え購入した次第です。

3. 広告ビジネス
インドのgoogle長者の話しを引き合いにGoogle Adsenseの話しが載っています。
Google Adsenseについて理解できるのと、90年代終わりから2000年代初頭にかけ、「どうやってインターネットで収益をあげていくのか?」という問題がありましたがその答えが経緯とともに書いてあります。

4. 個人情報保護と利便性vs監視社会
すべてをgoogleに委ねて良いのか?という命題に対し、利便性と監視社会という2つの側面から功罪を説いています。

わたし自身は技術者ということもあり、「個人情報といってもどうせデータは細切れにされたものでアルゴリズムの入力とするだけのものだから特に問題にはならないでしょ」と軽い気持ちで考えていたのですが、たとえば最近の「カレログ」問題のように、わたしの抱いている安心感は、「Googleだから大丈夫」というものであり、もしGoogleがカレログのようなあたまの悪い会社だとそれは危機感を覚えるわけで。。(笑


他にもGoogle Booksのような著作権との関わりが不透明なもの、パーソナライズされた広告、データセンター、検索はできるがそこから考えを深められない学生の話し、「知の構造」など興味深い話題が多岐にわたります。


最後の方になると、なんとなく old type vs new type という感じもします。。年寄りのバイアスがかかっている感は否めない感じがします。(といっても全体的には客観的ですばらしい内容です)



おすすめします。


目次

プロローグ 「検索」がもたらすもの
1 天才集団の牙城 初めて明かされるその内部
2 “広告革命”―世界で何が起きているのか
3 既存のメディアを揺さぶるグーグル
4 誰が検索順位を決めるのか
5 グーグルにすべてを委ねるのか
6 膨張する巨大IT企業の行方
7 人類のライフスタイルとグーグル
エピローグ 「退化」する私たちの未来

2011年11月11日金曜日

暗号技術入門-秘密の国のアリス




暗号技術入門-秘密の国のアリス

難しい技術をわかりやすく解説することに定評ある結城浩先生のご著書。
やはり非常に分かりやすかったです。

技術の概要を押さえ、攻撃される場合のこともしっかり分かりやすく書かれている。

基礎固めに最適な本だと思います。


目次
第I部 暗号

第1章 暗号の世界ひとめぐり
第2章 歴史上の記号
  --他人が読めない文章を作る
第3章 対照暗号(共通鍵暗号)
  --1つの鍵で暗号化し、同じ鍵で復号化する
第4章 ブロック暗号のモード
  --ブロック暗号をどのように繰り返すか
第5章 公開鍵暗号
  --公開鍵で暗号化し、プライベート鍵で復号化する
第6章 ハイブリッド暗号システム
  --対称暗号でスピードアップし、公開鍵暗号でセッションの鍵を守る

第II部 認証

第7章 一方向ハッシュ関数
  --メッセージの「指紋」をとる
第8章 メッセージ認証コード
  --メッセージは正しく送られてきたか
第9章 デジタル署名
  --このメッセージを書いたのは誰か
第10章 証明書
  --公開鍵へのデジタル署名

第III部 鍵・乱数・応用技術

第11章 鍵
  --秘密のエッセンス
第12章 乱数
  --予測不可能性の源
第13章 PGP
  --暗号技術を組み合わせる職人芸

第14章 SSL/TLSM
  --セキュアな通信のために
第15章 暗号技術と現代社会
  --不完全なセキュリティの中で生きる私たち

畑村式「わかる」技術



畑村式「わかる」技術

失敗学の畑村氏の著書。

印象に残ったことをキーワードとして記すと、「要素・構造・テンプレート」、上位概念という思考の立体化・論理化、経験主義の誤りの指摘、課題設定、仮説立証、話し上手のわけ、聞き上手の理由、画と文章の併用の効用、逆演算思考、日記・手帳の書き方

ロジカルシンキングの手法を実践してそこからの経験をまとめた本、、という印象を受けました。

非常に有用な本だと思います。

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル




ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル

MECE, so what? why so?の3つの考え方を使っていくのですがその前に「課題」、「答」、「相手に期待する反応」に関して非常に感心しました。

またちょうどタイムリーにこの本で学んだことが仕事で役立ちました。

少ない考え方やツールでロジカルシンキングをする。

単にツールを紹介するレベルではありません。

非常に有益な本でありもう一度今度はノートにまとめながら読んでいって地道に練習していきたいと思います。

ネットワークの謎―コンピュータ同士は何を会話しているのか?




ネットワークの謎―コンピュータ同士は何を会話しているのか?

軽い読み物を読みたくて購入。

TCP/IPの説明からwindows network, 無線LAN, DNS, 携帯、VoIPなど軽く触れています。

本書で概要を押さえ興味のある分野を深く研究するなど良いと思います。

説明にちょっと怪しいところもありましたが全体としていい本だと思えました。


目次
1 ネットワークとは
2 データが伝わるために必要なもの
3 Windowsネットワークのしくみ
4 無線LANが混信しないわけ
5 DNSとドメイン名の関係とは
6 ネットワークサービスを支える技術とは
7 携帯電話・IP電話がつながるわけ

マスタリングTCP/IP 入門編



マスタリングTCP/IP 入門編

OSI7階層モデルの説明が分かり易く、またTCPのwindow制御と輻輳についても理解できました。

アプリ層の説明はざっとであり、また物理層の説明は斜め読みでしたが全体として大変いい本だと思います。

さすが評判がいいだけありますね。

目次
第1章 ネットワーク基礎知識
第2章 TCP/IP基礎知識
第3章 データリンク
第4章 IPプロトコル
第5章 IPに関連する技術とIPv6
第6章 TCPとUDP
第7章 ルーティングプロトコル(経路制御プロトコル)
第8章 アプリケーションプロトコル
第9章 物理層、伝送媒体と公衆通信サービス
第10章 ネットワーク利用環境とその変化
付録


この本のあと「マスタリングTCP/IP応用編」を読み、リチャード・スティーヴンスに行こうかと思います。